またしても世間を騒がせている、我らが前橋市の小川晶市長。次から次へと燃料を投下し、鎮火どころかキャンプファイヤー状態に突入した「ラブホテル密会疑惑」。今回は、火消しどころかガソリンを撒き散らす結果となった「極秘市民対話会」と、お相手男性職員の妻のコメントという新たな爆弾について、徹底的にその内情を暴き、正義の鉄槌を振り下ろしていきましょう。
やることなすこと全てが裏目に出る市長の姿は、もはや喜劇を通り越して悲劇です。しかし、そのステージのチケット代を支払っているのは、他ならぬ前橋市民であるという事実を、我々は決して忘れてはなりません。
小川晶市長の極秘対話会 信頼回復どころか火に油を注いだ3つの理由
疑惑発覚後、雲隠れに近い状態が続いていた小川市長が、ついに市民の前に姿を現したという「市民対話会」。聞こえはいいですが、その実態は市民の怒りをさらに増幅させるだけの、お粗末なパフォーマンスに過ぎませんでした。なぜこの対話会が、信頼回復とは真逆の結果を招いたのか。その理由を3つの視点から徹底解剖します。
参加者限定の「お友達」集会 その実態とは
まず第一に、この対話会が「市民」と名乗りながら、実際には市長を支持する人々で固められた、極めて閉鎖的な集会であったという点です。報道によれば、参加できたのは事前に予約したわずか120人のみ。一体、どのような基準で参加者が選ばれたのでしょうか。批判的な意見を持つ市民が、この「対話会」の席に座ることは許されたのでしょうか。答えは火を見るより明らかです。
これは「対話」ではありません。「馴れ合い」です。自分に都合の良い意見だけを聞き、「市民からは続投を望む声が多い」という既成事実を作るための、見え透いた茶番劇。本当に市民の声を聞く気があるのなら、市役所前の広場ででもマイクを握り、あらゆる罵声を覚悟で市民の前に立つべきでしょう。それをせず、身内で固めた安全地帯で「反省してます」ごっこを演じる姿に、市民の怒りが頂点に達するのは当然のことです。
内容非公開という密室政治 市民が本当に聞きたいことからの逃避
第二に、対話会の内容が「非公開」とされた点です。いったい何をそんなに隠す必要があるのでしょうか。市長と市民の対話という、本来であれば最も透明性が求められるべき場で、密室協議が行われる。この一点だけでも、小川市長の隠蔽体質が浮き彫りになります。
市民が聞きたいのは、「なぜラブホテルだったのか」「10回以上も密会して何をしていたのか」「税金で運営されるコールセンターは誰のためなのか」といった、疑惑の核心部分に対するストレートな回答です。しかし、非公開の場で、支持者に囲まれて、一体どのような「対話」が行われたというのでしょうか。おそらくは、「市長も大変でしょうが頑張ってください」といった激励の言葉が飛び交い、市長が涙ながらに「ご心配をおかけしました」と応える、感動ポルノまがいの寸劇が繰り広げられただけではないでしょうか。市民を馬鹿にするのも大概にすべきです。
「反省している」パフォーマンスへの冷ややかな視線
第三に、この対話会そのものが、市長の「反省しています」というポーズを演出するための、壮大なパフォーマンスに過ぎないという点です。出席者からは「反省しているのは伝わった」などという、およそ額面通りに受け取れないコメントも報じられていますが、大多数の市民は冷ややかな視線を送っています。
本当に反省している人間は、コソコソと支持者だけを集めて非公開の集会など開きません。記者会見でしどろもどろの言い訳を繰り返し、都合が悪くなると説明を打ち切るようなこともしません。今回の対話会は、反省の証ではなく、いかにしてこのスキャンダルを乗り切り、市長の座に居座り続けるかという、浅はかな自己保身の戦略の一環でしかないのです。その薄っぺらい魂胆は、前橋市民の慧眼によって完全に見透かされています。
職員の事情説明書 7000字の言い訳が生んだ新たな火種
時を同じくして、今回の密会疑惑のもう一人の当事者である男性職員から提出された「事情説明書」。7000字以上にも及ぶ長文のようですが、要約すれば「やましいことは何もない」という、到底信じがたい言い訳のオンパレードでした。この文書が、いかに火消しどころか新たな炎を生み出したのかを見ていきましょう。
ラブホテルは「女子会も利用する会議室」前代未聞の主張を徹底解剖
この事情説明書の中で、最も市民の度肝を抜いたのが、ラブホテルを選んだ理由でしょう。「出入りの際に誰にも会わず、人目を気にせずに話ができる場所」「インターネットで調べたら女子会利用などもあると出てきた」。この期に及んで、こんな幼稚園児レベルの言い訳が通用すると本気で思っているのでしょうか。
全国に数多ある貸し会議室やホテルのラウンジ、カラオケボックス、個室居酒屋を全て無視して、なぜ「休憩」数千円、「宿泊」数万円のラブホテルを選ぶ必要があるのですか。「女子会利用」というパワーワードを持ち出せば、市民が「なるほど、ラブホテルは会議室だったのか!」と納得するとでも思ったのでしょうか。この主張は、市民の知性を著しく侮辱するものであり、火に油を注ぐ最悪の悪手と言わざるを得ません。
「未熟な市長へのマンツーマン指導」発言の裏にある傲慢さ
さらに驚くべきは、密会の目的を「未熟な市長へのマンツーマン指導のため」と説明している点です。一介の職員が、市民の信託を受けて当選した市長を「未熟」と断じ、あろうことかラブホテルで「指導」していたというのです。これが事実であれば、それはそれで前橋市のガバナンスが崩壊している証拠であり、重大な問題です。
この説明は、不倫関係を否定するための苦し紛れの嘘である可能性が高いですが、万が一事実だとしても、その傲慢な姿勢は許されるものではありません。市長と職員という立場を超え、市政を私物化し、密室で物事を進めていたと自白しているようなものです。どちらに転んでも、彼らの主張に正当性など微塵も存在しないのです。
妻のコメントで信憑性ゼロに 泥沼化するスキャンダル
そして、この茶番劇にとどめを刺したのが、男性職員の妻が代理人を通じて発表したコメントです。夫が提出した「事情説明書」は「事実」であるとしながらも、「小川市長に対して今回の件に関し快く思わない面もあります」と胸の内を明かしました。
一見、夫を庇っているようにも見えますが、その行間からは深い怒りと絶望が滲み出ています。「夫の説明は事実だとしても、そもそも既婚男性が上司である女性市長と二人きりでラブホテルに10回以上も出入りすること自体が異常であり、妻として到底許容できるものではない」という、至極当然の感情の表れです。このコメントにより、事情説明書の「業務の一環だった」という主張の信憑性は完全にゼロになりました。もはや、どんな言い訳をしようとも、誰も信じる者はいないでしょう。
税金は市長の保身のためか コールセンター設置という悪手
一連の騒動の中で、市民の怒りをさらに買ったのが、市長の個人事務所に設置されたという「コールセンター」の存在です。これもまた、市民感覚から著しく乖離した、市長の自己保身以外の何物でもない愚策です。
市民の怒りの声をシャットアウトするための装置
市役所への苦情電話が殺到しているという状況を受けて設置されたこのコールセンター。しかし、その目的は市民との対話ではなく、市役所業務への支障を減らすという名目で、市長個人への批判を外部委託し、直接的なダメージを避けるための「防波堤」に他なりません。
本当に市民の声を聞きたいのであれば、市長自らが電話の前に座るべきです。それができないのであれば、せめて公の場で説明責任を果たすべきです。それをせず、外部の業者に批判の矢面に立たせるという手法は、あまりにも卑劣であり、市民の怒りの声を金で解決しようとする、冒涜的な行為と言えるでしょう。
公金を使って批判対応 その倫理観を問う
最も重大な問題は、このコールセンターの設置・運営費用が、どこから捻出されているのかという点です。市長の個人事務所に設置されているとはいえ、その原資が政務活動費など、元をたどれば税金である可能性は否定できません。
もし、自身の不祥事への対応のために、1円でも公金が使われているとすれば、それは断じて許されることではありません。市民は、市長の個人的なスキャンダルの後始末のために税金を納めているのではありません。このコールセンター問題は、ラブホテル密会疑惑とは別に、政治倫理、そして公金の使途という観点からも、徹底的に追及されるべき重大な案件なのです。
小川晶市長に残された道は一つ 説明責任か辞職か
もはや、小川市長が打つ手は全て裏目に出ており、市民の信頼は完全に地に堕ちました。この状況で、市長がその職責を全うすることなど到底不可能です。残された道は、真摯に説明責任を果たすか、あるいは潔く職を辞するか、その二つに一つしかありません。
これまでの対応は全て裏目 やることなすこと市民の神経を逆撫で
緊急記者会見での苦しい言い訳、7000字の支離滅裂な事情説明書、税金の無駄遣いと揶揄されるコールセンター設置、そして身内だけの極秘対話会。これら一連の対応は、問題解決どころか、問題をさらに複雑化させ、市民の感情を逆撫でする最悪の結果を招きました。危機管理能力の欠如は明らかであり、一市のトップとしての資質に、大きな疑問符が突き付けられています。
市民が求める「真の説明」とは何か
市民が求めているのは、取り繕った言葉や、涙ながらの同情を誘うパフォーマンスではありません。いつ、どこで、誰と、何のために、何をしていたのか。そして、なぜ市民を欺くような行動を繰り返したのか。その全てを、ありのままに、包み隠さず説明することです。そして、自らの過ちを認め、心から謝罪すること。それ以外に、信頼回復への道は存在しません。しかし、今の小川市長に、それができるとは到底思えません。
前橋市政の停滞 早期決着を望む声
市長のスキャンダルによって、本来議論されるべき重要な市政課題は停滞し、市役所職員は混乱し、そして何より、前橋市民は未来への不安と行政への不信感を募らせています。この混乱を長引かせることは、前橋市にとって百害あって一利なしです。小川市長は、自らの進退について、一刻も早く決断を下すべきです。その決断こそが、市長として最後に果たせる、唯一の責任なのかもしれません。
なんやかんだで結論
ラブホテルでの「マンツーマン指導」から始まったこの前代未聞のスキャンダルは、市長の自己保身と隠蔽体質によって、取り返しのつかないレベルにまで発展しました。閉ざされた「対話会」で支持者の声に耳を傾けている暇があるのなら、どうか広場に出て、怒れる市民の本当の声を聞いていただきたい。もっとも、その声に耐えられる精神状態ではないのかもしれませんが。いずれにせよ、前橋市民が下す最終的な審判の時は、刻一刻と近づいています。

 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			