ホラー映画– tag –
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感染・ゾンビ
ゾンビ・ナースは本当にひどいのか ゾンビ映画ではない低評価ホラーの正体
ゾンビ・ナースは、タイトル通りのゾンビ映画を期待すると外れの作品です。 本作の正体は、ゾンビ看護師が病院で暴れ回る映画ではなく、原題Room 6という病院心理ホラー寄りのB級作品です。 低評価の大きな理由は、邦題と中身のズレです。 ゾンビ映画として見ると物足りませんが、病院の不気味さ、現実と幻覚の揺れ、2000年代DVDホラーの怪しさに目を向けると、まったく語る価値がない映画ではありません。 この記事では、ゾンビ・ナースの感想や評価がなぜ割れるのか、あらすじをネタバレなしで整理しながら、本... -
感染・ゾンビ
おっぱいゾンビは本当にひどいのか 低評価でも語られる英国B級ホラーの正体
おっぱいゾンビは、怖いゾンビ映画を期待して見るとかなり厳しい作品です。本作の魅力は、完成度の高さではなく、低予算の粗さ、悪趣味な見世物感、そして強すぎる邦題にあります。日本では劇場未公開で、2012年1月13日にDVDとして流通した英国B級ホラーです。名作ではありません。けれど、出来がひどいのに忘れにくい。その妙な引っかかりこそ、おっぱいゾンビが今も語られる理由です。 元資料では、本作を2009年の映画祭上映、2010年の英国DVD発売、2012年の日本DVD発売へ広がった作品として整理しています。 お... -
悪魔・憑依
ポルターガイスト3はなぜ評価が低いのか 興行失敗と鏡の恐怖を映画史から考察
ポルターガイスト3は、シリーズの中で興行成績も評価も大きく苦戦した作品です。 全米興収は約1411万ドルにとどまり、第1作の約7660万ドル、第2作の約4099万ドルから大きく数字を落としました。 ただし、つまらない続編と切り捨てるにはもったいない映画でもあります。 鏡、ガラス、高層ビルを使ったアナログ的な映像表現には、今見ても無視できません。 この映画が弱かったのは、怖さの発想ではありません。 物語と人物の厚みが、映像の仕掛けに追いつかなかったことです。 逆に言えば、見る角度を変えればもしか... -
悪魔・憑依
ポルターガイスト2は怖いのか 前作との違いと評価を独自の視点で解説
ポルターガイスト2は、前作ほど完成度の高いホラーではありません。ただし、見る価値がない続編でもありません。 本作の魅力は、ケイン牧師の異様な怖さ、ジェリー・ゴールドスミスの音楽、1980年代らしい手作り感のある視覚効果にあります。前作の家が怖い映画から、2作目では家族を狙う邪悪な存在の正体へ近づく映画に変わりました。 だからポルターガイスト2は、前作と同じ怖さを求めると少し物足りない気もします。けれど、1980年代ホラーの空気や、続編ならではの広がりを楽しみたい人には、今見ても引っかか... -
悪魔・憑依
ポルターガイスト第一作が今も怖い理由。当時の興行記録と恐怖の真相
結論から言うと映画ポルターガイスト第一作は単なる幽霊屋敷の物語ではありません。 当時の物質主義への強い批判やテレビというメディアへの根源的な不安を描き出した歴史的な大傑作です。 最初の数分間は平和な日常を描きながら突如として異界の扉が開く緻密な構成が非常に秀逸と言えます。 公開当時の詳細な興行記録や関係者の生々しい証言といった一次情報を徹底的に洗い出しました。 時代を超えて現代人の心に深く突き刺さる恐怖の正体と映画史に残る論争の真相を余すところなく解説します。 現代も色褪せない... -
吸血鬼・怪物
サブスタンス解説、若返りの代償とデミ・ムーア復活の衝撃、賛否が割れる理由を公開
映画『サブスタンス』は、若さを失うことを「死」だと刷り込まれた世代への、最大級の嫌がらせであり、救済です。カンヌ脚本賞が認めたのは、単なるグロさではなく、美への執着が自分自身を物理的に腐らせていくという、残酷なまでの「真理のルール化」に他なりません。結論として、鑑賞後は地獄のような不快感に襲われますが、鏡を見るのが怖くなった大人こそ、この血まみれの儀式を経て「老いていく自分を許す」という、劇薬のようなカタルシスを体験すべきです。 1. 作品の基本情報と日本公開までの異常な熱量 ... -
狂気・殺人鬼
テキサスチェーンソー ビギニング考察。救いゼロのトラウマ前日譚をレビュー
あの時の胃がひっくり返るような感覚は今でも忘れられない。テキサスチェーンソー ビギニングを初めて観た時のことだ。当ホラー映画特化サイトを運営するくらいには数え切れないほどのホラー作品を浴びるように観てきたが、ここまで救いがなく、観終わった後に強烈な疲労感で立ち上がれなくなった映画はそう多くない。 2003年に公開されたリメイク版のヒットを受けて作られた前日譚、なんていう生易しい言葉で片付けてはいけない。この映画は、人間の奥底にあるサディスティックな欲望と、絶対に逃れられない理不... -
狂気・殺人鬼
批評家は0点をつけ観客は1億ドルを投じた。テキサス・チェーンソー2003の残酷な必然
2003年に公開されたテキサス・チェーンソーは、単なるリメイク映画の枠を完全に破壊し、当時のハリウッド映画産業と観客の心理を根底から揺さぶった爆弾のような作品だ。オリジナルの悪魔のいけにえが放っていた、あの逃げ場のない泥臭い、それこそ現実に起きているかのような生々しさを、マイケル・ベイという稀代のヒットメーカーが現代的な大作の装いにパッケージし直した。このレポートでは、本作がなぜあれほどまでに批評家に嫌われ、そして熱狂的に観客に迎え入れられたのか、その正体を徹底的に暴いていく... -
狂気・殺人鬼
悪魔のいけにえレジェンドオブレザーフェイス封印の理由とスターの黒歴史
ホラー映画史上、最も不可解な運命を辿ったのが悪魔のいけにえ レジェンド・オブ・レザーフェイスです。マシュー・マコノヒーとレネー・ゼルウィガーという後のアカデミー賞俳優が主演しながら、彼らの出世があまりに早すぎたために不都合な過去として長年封印されてきました。巨大エージェンシーの圧力や泥沼の訴訟、そして迷走した公開史の裏側には、単なる低予算ホラーでは終わらない映画産業の深い闇が潜んでいます。 本記事では、一次資料や当時の裁判記録を基にこの呪われた一作を徹底解剖します。なぜ配給... -
狂気・殺人鬼
悪魔のいけにえ3評価の真相!11回の検閲と興行収入・ヴィゴの怪演
1970年代の映画界を震撼させ、現在に至るまでホラー映画のバイブルとして君臨し続ける1974年公開のオリジナル版、悪魔のいけにえ。その正統な系譜を継ぎながらも、凄まじい逆風の中で産み落とされたのがシリーズ第3作、レザーフェイス逆襲(1990年)です。本作は単なる続編の枠を超え、映画製作における表現の自由と検閲、そして商業主義の狭間で揺れ動いた映画史の重要な証人とも言える一作です。本稿では、当時メディアでは決して語り尽くされることのなかった舞台裏の真実を解き明かしていきます。 米国ホラー...