サム・ライミ– tag –
-
悪魔・憑依
死霊のはらわた3『キャプテン・スーパーマーケット』はなぜ中世コメディに?
チェーンソーを右腕に装着した男が、中世の城で骸骨軍団と斬り合う——『死霊のはらわた』シリーズ第3作『キャプテン・スーパーマーケット(Army of Darkness)』は、そんなバカバカしい光景を大真面目に描き切る一本だ。恐怖よりも冒険と笑いに大きく舵を切ったこの異色作は、なぜここまで振り切った内容になったのか。公開年をめぐる混乱、邦題の由来、2つの結末の違い、そして製作の裏側にあったスタジオとの綱引きまで、公開当時の資料をたどりながら整理していく。 『キャプテン・スーパーマーケット』——『死霊の... -
悪魔・憑依
死霊のはらわたIIはなぜ「怖いのに笑える」のか?制約が生んだホラーコメディの原点
山小屋の一夜を、なぜ今も語ってしまうのか。『死霊のはらわたII』(1987)は、当時の興行成績だけを見れば中規模以下のヒットに過ぎなかった一本だ。しかし中世編を撮る予算がない、前作の映像も使えない、MPAAの審査すら通せない——そんな制約の連続が、結果的に「怖いのに笑える」という独自のスタイルを生み出した。制作の裏側を掘り下げながら、この映画がなぜ40年近く経った今も参照され続けているのかを見ていく。 あらすじ 恋人リンダとドライブ中に古い山小屋へ迷い込んだアッシュは、そこで見つけた「死者... -
悪魔・憑依
死霊のはらわた(1981)制作秘話|予算35万ドルの自主映画が伝説になるまで
製作費はおよそ35万ドル。監督は撮影直前に20歳になったばかりの無名の若者。主演は素人同然の友人。それでも配給会社に軒並み門前払いを食らったこの映画は、最終的に製作費の数倍から数十倍とも言われる興行収入を稼ぎ出し、今日「史上最高のホラー映画」の一本に数えられるまでになった。サム・ライミ監督のデビュー作『死霊のはらわた』(The Evil Dead, 1981)は、なぜここまでの成功を収められたのか。皮肉なのは、その成功を後押ししたのが「絶賛」だけでなく「弾圧」でもあったという点だ。誕生から興行、規...
1